目標達成



ゴールが大きければ大きいほど、シュートは決まりやすい。



目の前のハードルは、高すぎても低すぎても超える気は起きない。




赤ん坊は歩くことを目標に立ち上がるのではなく、

何か興味のあるものに手を届かせたいために、

立ち上がって歩き出すのである。



古代よりアルケミスト達は、人工的に金を作り出すことを目指し、

結果的に様々な合金技術を後世にもたらした。

それを「タナからボタモチ」「ひょうたんからコマ」と言うなかれ。

副産物こそが主産物である。

目標にいたる最短コースなど誰にもわからない。

むしろ通ってきた道こそが近道なのだ。

だからこそ、私たちにできることは、

自分の興味のおもむく方向に足を向け、

それこそが人生の目的に向かう最短コースであると信じることだけである。




アルキメデスは、大量の鏡に光を反射させ、

その焦点をひとつに重ねて、敵の船を燃やした。

今では、誰でも知っている単純な物理法則だが、

実際に船を燃やすまでに光のエネルギーを集めるには、

あらゆる知恵を集結して、時間をかけて取り組まなければできない。

ナポレオン・ヒルの言うように、確かに「あらゆる思考は現実化する」。

しかし、そのためには鏡で光を反射させるだけでは足りない。




「こうなったらいいな」と思っているうちは、そうはならない。

なぜなら願望だけを抱き続けるという状態が現実となるからだ。

願望を現実化させる最大の秘訣は、

すでにそうなっているという前提で行動することである。