Howling Wolf(ハウリング・ウルフ)とは、「遠吠えする狼」という意味です。
狼の遠吠えは、群れのメンバー同士の通信手段であると同時に、一種の歌でもあると言われています。
狼の集団生活には厳しい序列があり、各自がその地位と役割を守っていますが、遠吠えするときには、そうした身分の差別がすっかり取り払われ、声によって自由な固体表現をします。
数頭の狼が同時に遠吠えする場合でも、各自がそれぞれの音の高さを保ち、互いの声と同調しないように気をつけています。音程が途中で変わっても、他の狼のピッチをまねることはしません。
ところが、そんな個性の発露である遠吠えは、実際には群れの団結のために役立っています。つまり、狼の群れはひとつに結ばれながらも、それぞれは独自の声色を持ち、そして他の狼の声色を尊重しているのです。あたかも「われらはひとつ。だが、それぞれはみな違う。だから、どの声も侮るなかれ」と言っているかのように・・・。
人間も歌を歌い、音を奏でます。しかし、狼の遠吠えのように、個性の表現であると同時に他者とのつながりを重んじるという原点を忘れてはいないでしょうか。
そこでこの個人的なホームページを、自分の個性の発露であると同時に他者とのつながりの原点とすべく、狼の遠吠えにちなんでHowling
Wolfと命名しました。
Howling Wolfの由来