二元論を超えて



Noである証拠を探せば、いくらでも見つかる。

Yesである証拠を探しても、いくらでも見つかる。




物事に白黒つけたがる人間は、片方の目を閉じているにすぎない。



世の中に二者択一ということはありえない。

選択肢は常に複数存在する。

二者択一を迫られたら、

両方を可能にする第三の選択肢を探すべし。



あらゆる二元論を克服することによって、
人は人間の幅を広げ成長する。

男と女、昼と夜、善と悪、神と悪魔、
天国と地獄、公と私、氏と育ち、心と体、理想と現実。

それらAとBという二元論を、
AでもBでもないものに置き換えたり、

あるいはAでもありBでもあるという形で統合したりするには、
ひとつひとつに個別の方法論がある。

それによって人は、たった一人の人間でさえ、
多面性を持った存在であることに気づく。