夢日記の付け方


■眠りの質を向上させる
■夢見のプロセス
■夢の記録の取り方
















  眠りの質を向上させる

  ○ 懸案事項は片付けておく

  ○ お気に入りの香り、音、色、光

  ○ 体温(温めてから徐々にクールダウンしていく過程で眠くなる)

  ○ 満腹も空腹も避ける

  ○ アルコールや薬物もできれば控える

  ○ 深呼吸やイマジネーションでリラックス

  ○ 睡眠のリズムを知り、自然な寝入りと目覚めを工夫する
   (目覚まし時計は禁物)。

 

  夢見のプロセス

 <寝る前>

  ○ 安眠できる環境を作る(巣ごもりの準備)

  ○ 夢を記録する道具を枕元に用意する。

  ○ どんな夢を見たいのか明確にする(夢の中で会いたい人、したい事、得たい物、
    味わいたい感覚、解決したい問題、続きを見たい過去の夢など)

  ○ 夢に登場してほしい、あるいはすでに登場したことのある人、物、場所など(実
    在、架空を問わず)を次々に思い浮かべる。

  ○ 見たい夢をすでに見ているというイメージを持つ。

  ○ 昨夜見た夢のことを思い出す(前の目覚めのときに思い出せなかったら)。

  ○ 自分こそが自分の夢の主人、支配者、演出家であると自分に言い聞かせる。

  ○ 「いい夢を見るんだ。そしてそれを記憶しておくんだ」と念じる。

  ○ 「夢の神よ、私に今いちばん必要な夢をお与えください」

  ○ 夢以外の事柄でも、頭に浮かぶことに注意する。

   ※夢見のアファーメーション

    「私は見たい夢を自由に見ることができます」

    「私は夢を見ながら夢を見ている自分を自覚することができます」

    「私は目が覚めても、見た夢はすべて思い出すことができます」

 

 <睡眠中>

  ○ 夢を見ている間に、夢を見ている自分を意識する。
    「今私は夢を見ている。これは夢なのだ。だから何でも自由にできるのだ」

  ○ 気持ちのいい夢はできるだけ長続きさせ、不快な夢は直ちにシナリオを変える。

  ○ 夢の中ではタブーは存在しない。いかなる大胆な行動も自分に許す。

  ○ 夢の中ではあらゆる感情があなたを襲う。自分にいかなる抑制も与えず、たとえ

    モラルに反する行為でも、欲するままに行動する。

   見せかけの目覚めに注意し、夢の途中で目が覚めそうになったら「続きを見るん

    だ」と念じて再び眠る。続きは見られなくても構わない。

 

 <目覚めた後>

  ○ REM睡眠のときに目覚めるように工夫する。

   目が覚めたら、5分ぐらいそのままの姿勢で動かず、できれば目も閉じたままで

    いる。声も出さない。

  ○ 目覚める直前にどんな夢を見ていたかをまず思い出す(夢のしっぽをつかむ)

   直前の夢から逆にたどって、それまで見ていた夢をできる限り思い出してみる。

    全部思い出せなくても構わない。

   これ以上思い出せないと思ったら、首を動かす、寝返りをうつなどして姿勢を変

    えてみる(その姿勢のときに見ていた夢を思い出すことがある)。

  ○ 自分の人生で大切な人たちの顔を次々に思い浮かべてみる。

  ○ 夢を思い出さなくても、頭に浮かぶ事柄に注意する。

  ○ 思い出した夢を記録する(睡眠の途中で目が覚めたときも)。

  ○ 一日に何度か夢を思う時間を持つ。ほんの一瞬でよい。



  ■夢の記録の取り方

  ○ 無理に取ろうとしない。毎日取ろうとしない。

  ○ 完璧に再現しようとしない。芸術作品を完成させようとしない。

   表現手段は問わない。文章でも、絵でも、シンボルやイメージ、単語の羅列だけ

    でも構わない(後で思い出すためのきっかけとして)。

  ○ メモでも録音でも構わないが、目を開けず、姿勢を崩さず、手探りで取ること。

   記録した夢には、ユニークなタイトルをつけておく(本質に対する洞察と連鎖の

    法則の読み取りのため)。

  ○ 夢をヒントに何か作品を作る場合、夢の忠実な再現である必要はない。

  ○ 見た夢は秘密にしない。表現し、分かち合うこと(新たな発見と洞察のため)。