人生のリスク管理というと、たいていの人間が真っ先に「転ばぬ先の杖」を思い浮かべるかもしれない。「転ばないに越したことはないが、もし万が一転んだときのことを考えて、前もって杖を準備しておこう」というわけだ。しかし、人はなぜ転ぶのか、どのようにすれば転ばずにすむのかを真剣に考える人間は少ない。

さて、あなたは、いつ転んでもおかしくないような歩み方を改めずに、「転ばぬ先の杖」ばかりを気にする? それとも、転ばなくてすむ歩み方を真っ先に考える?