「二兎追う者は一兎も得ず」と言うが、実際には、二兎追わなければ一兎も得られない。二つのうちの片方を諦めることは、欲しいものを手に入れる方法の半分しか覚えないことに等しい。「せめて〜だけは」と思う気持ちが自分を追い詰め、おとしめ、その「せめて」さえも不可能にしてしまう。