★スフィンクスの謎かけ★

以下に示した問に対し、簡潔かつ明瞭に(特に問2に関しては、たった一言で)答えることのできる人は、このワークを先に進む必要はありません。
そんなあなたは、悟りへ至る道の第一段階を確実にクリアーしています。
したがって以下の質問は、悟りへ至る道の第一段階に入る登竜門であると同時に卒業試験でもあります。





■問1:
 新潟県巻町に住む主婦Mさん(当時20代後半)は、地元に原発の誘致問題が持ち上がったとき、市民運動に乗り出した。映画「ガイア・シンフォニー」の上映会を開くなど、様々な活動を通してエコロジーに対する住民の意識向上をはかり、最終的には日本初の住民投票を実現するに至る陰の功労者となった。


 しかし、そんなMさんを見ていたある人物が、ある日彼女にこんなことを言った。「あなたの活躍ぶりを見ていると頭が下がる思いだが、このままでは必ず壁にぶつかるだろう。自分自身と原発を愛しなさい」

 「自分自身を愛せ、というのは何となくわかるが、なくなってほしいとさえ思っている原発をなぜ愛さなければならないのか」とMさんは思った。しかし、その人物の言葉がどうしても気になって仕方のない彼女は、自分自身がもっと人間として成長する必要性を感じた。

 そして実際に大きな人間的成長を遂げたとき、Mさんはあのときあの人物に言われたことの真意を自分なりに理解できたように思った。そして、その人物に再会したとき、「あなたがあのとき言っていたことは、これこれこういう意味ですか」と聞いてみた。するとその人物はこう言った。「その通りです。そのことによく気がつきましたね」

 それ以来Mさんは、自分は「原発反対運動」に携わっているのではなく、「原発問題」に携わっているのだと、人に言うようになったという。

 さて、Mさんが到達した真意とは、どのようなものだったと思いますか。




■問2:
 アメリカのある地方都市に、父親の仕事の都合で、ある白人の少年が引っ越してきた。少年の父親は白人至上主義者で、黒人に対し極端な人種的偏見を持っていた。少年はそんな家庭環境で、父親の価値観に何の疑いも持たずに育った。

 ところが皮肉にも、少年の一家が引っ越してきた町は、黒人が優位を占める世界だった。少年が通い始めた学校は、どこを見渡しても黒人だらけ。少年は、自分が人種的偏見を持っていることをあえて誰にも話しはしなかったが、そのことがいつバレて黒人の生徒からいじめに合うかとビクビクしていた。しかし、実際には少年をいじめるような生徒は誰もいなかった。

 にもかかわらず少年は、誰とも口をきかず、夕方になり学校が終わると、学校の西側にある新しい家へと一目散に帰る日々を送っていた。帰る途中に誰かが待ち伏せしていて、少年をいじめるわけでもなかったが、少年は何かに激しくおびえているかのように、わき目もふらず家へ飛んで帰るのだった。

 さて、少年はいったい「何」におびえていたのだと思いますか。



<ヒント>
 問1と問2の答えは、ほとんどまったく同じになります。したがって、どちらか一方を選んで答えていただければ結構です。その際、選択しなかったもう一方の問は、考え方の大きなヒントとなるでしょう。